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今までに使用した主なOperating Systenオペレーティングシステム(OSオーエス)
Operating Systemオペレーティングシステム (OS)オーエスは コンピューターの電源を入れると最初に起動するプログラムです。 (その前にBIOSバイオスというのが起動するのもありますが) 一般ユーザーが最初に操作するプログラムです。
もともとの OS の役割はアプリケーションプログラムハードウェア(機械)の間にいて、機械を直接コントロールする部分を担当し プログラマーを助けることで 昔は一般ユーザーにとって OS なんてどうでもいい存在だったと思います。
しかし、現在では一般ユーザーがOSのデザインや操作性、ファッション性などに注目しています。 例えばパソコンだったら WindowsウィンドウズMacOSマックオーエス (Macintoshマッキントッシュ)、 スマートフォンの場合は iOSアイオーエス (iPhoneアイフォーン) か Androidアンドロイドかは機種選択の最重要項目です。
また、OS のバージョンなども関心の的になっていますが、OS がこれほど注目を集めるようになったのは Windows 95 の発売からではないかと思います。
Windows95の発売当日ニュースにもなっていました。
Operating SystemオペレーティングシステムOSオーエスエピソード
機械語モニタ ワンボードコンピューターには OS はな く機械語モニタというプログラムが搭載されていました。
電源を入れるとこのプログラムが起動して、 メモリにデータを入れられるようになります。 データは通常ハンドアセンブルした 16進数機械語でした。
短いプログラムでも面倒な作業でしたが当時のわたしが扱えるコンピューターはこれしかなかったし他を知らなかったのでさほど苦にならずにもくもくとやりました。 若かったこともあったでしょうが、今だったら絶対にやりませんね。入力は16進キーで表示は7セグメントLEDで電卓のような感じです。
機械語モニタはBASICベーシック搭載の 初期のパソコンにも付いていて BASICではできない処理を機械語でおこなえるようになっていました。ほとんどのBASICパソコンは電源を入れるとまずBASICが起動し機械語モニタへは 「mon」などのコマンドで入りましたが 初期のApple IIアップルツーはまず機械語モニタが起動しました。
BASICベーシックOSオーエスの代わり 初期のパソコンには 標準でBASICが搭載されていてこれがOSの代わりをしていました。 BASICコマンドを打ち込んで アプリケーションプログラムの起動やファイルを見るなどの操作をおこないます。 コマンドを覚えていなければならず当然マウスもタッチパネルもありませんがこれが当たり前の時代でしたのでなんの不便も感じませんでした。 ちなみにこの時代の(高詳細)ディスプレイの主流は 14インチブラウン管で640×200ドットでした。 スマートフォンハイビジョン仕様で1920×1080ドットですから 約1/16の広さ(密度)の画面しかありませんでした。
OS無し 組み込みコンピューターOSオーエス無しで作っていました。
OSオーエス無しでアセンブリ言語機械語)ですからまっさらの状態から全ての動きを作りました。 例えば初期のCPUシーピーユーには掛け算や割り算機能もありませんでしたから、 プースの法則を勉強しながらプログラミングしました。 足し算や引き算も少し桁が多い計算はプログラムで作らなければなりません。 またハードウェア電子回路)を直接操作するためにその知識も必要になります。 というかこの当時組み込みのプログラミングをする人はハードウェアの設計もやっていました。 (ハードウェアの設計をやっていた人が組み込みプログラミングもやるようになったというのが一般的でしたからハードウェアの知識があるのが当たり前なんですが。)
Digital ReSearchデジタルリサーチ
CP/Mシーピーエム
初めて使ったOSがCP/Mシーピーエムです。
当時のマイクロコンピューター向けOSの主な仕事はディスクのコントロールでしたので DOSドス(ディスク・オペレーティング。システム)と呼ばれていました。
使っていたCP/M搭載コンピューターは組み込みプログラムの開発装置用のOSでしたので、使用するアプリケーションプログラムは テキストエディタアセンブラコンパイラデバッガだけでパソコンのような使い方は全くしませんでした。 今はマルチジョブOS(Windows)で開発を行いますので関連プログラムは全て立ち上げた状態でウインドウを切り替えながら開発を行いますが、CP/Mは シングルジョブのOSですので起動できるプログラムはひとつだけです。

たとえばプログラム開発の流れは、
  1. エディタでプログラムを書く。時々プリンターでプログラムリストを印刷する。 プログラムファイルをセーブしエディタを終了する。
  2. アセンブラを起動しアセンブル or コンパイラを起動してコンパイルし終わるまで待ちます。 (バックグラウンド処理というのはありません)
  3. デバッガーを起動して開発したプログラムを動作させて不具合がないかテストする。
  4. 不具合個所を見つけたら印刷したプログラムリストや紙にメモする。 (コンピューターはデバッガーが起動しているのでエディタやメモ書きが出来るプログラムなどは使えません)
  5. プログラムが未完成だったら 1. へ戻る。

この各プログラムを起動して終了するという工程を何十回、何百回と続けます。当時はこれが当たり前でしたのでべつに不便だとは思いませんでした。
今と象徴的に違うのがいちいちプログラムを終了するということと、1.の「プリンターでプログラムリストを印刷する」というところです。 今はマルチジョブOSで デバッグ中もエディタを終了しません。さらにマルチディスプレイで 全面に表示されたプログラムリストを見ながらデバッグをおこないますので印刷する必要はありません。 もちろんメモ書きもコンピューターでおこないますので当時と比べて手間がかからず開発効率が格段に向上しています。
また、プログラム開発関係以外にもメーラースカイプを起動していますので開発作業中でも連絡に対処できます。 またバックグラウンド処理でBGMを流したり、 ブラウザも起動していますので不明な部分をインターネットの検索で調べたりもします。 そもそも昔のパソコンクラスのコンピューターにはネットワーク機能はありませんでしたし、 インターネットはまだ研究段階でした。
Microwareマイクロウェア Systemsシステムズ
OS-9 オーエスナイン
初めて使ったマルチジョブのOSが OS-9オーエスナインです。富士通のFM-8で仕事ではなく遊び感覚の実験で使ってみました。 ウィンドウは重ね合わせ式ではなく タイル式でしたので、 画面を2分割や4分割にしてそれぞれの画面でいろいろなコマンドを実行したり簡単なBASICプログラムを走らせてみたりしました。 遊びとしては面白く感じましたが640×200ドットの画面を分割したら狭すぎて実用的に使うには困難だと思いました。また8ビット機のFM-8で複数のプログラムを走らせるのは CPUパワー的に無理がありました。ずっと後になってFM-11ダム端末を取り付けて2画面にしてOS-9を使ってみましたがもはや8ビットの時代ではありませんでしたので これも楽しく遊んだだけで終わりました。
UCSD p-Systemユーシーエスディ ピーシステム Pascalパスカルを使いたくて UCSD p-Systemユーシーエスディピーシステムを導入しました。 このOSは他のOSと違いコマンドを実行するのにコマンドのスペルを入力するのではなく、一文字押すだけで実行します。 例えばファイル一覧を表示するのにMS-DOSエムエスドスでは 「Dir ディアイアール (Enterエンター)」と入力しますが、 p-Systemでは「Lエル」と押すだけで実行します。 OSというよりアプリケーションプログラムのように感じました。ただ、現在のOSはマウスで一回クリックしたり指で一度タッチしたりしてコマンドやアプリを起動しますので 操作としては同じようなものですね。
このOSの最大の特徴はpコードという 仮想CPUの機械語 (pコードマシン/pコードインタプリタ)で作られているということで、 CPU毎にpコードインタプリタを作っておけばこのOSはもとよりこのOSでコンパイルしたアプリケーションプログラムもCPUの壁を越えて実行できるということです。 しかし欠点としてインタプリタ動作なので ネイティブ機械語に比べて 動作が遅くなるのでCPUパワーが必要となります。
Digital Reseachデジタルリサーチ
CP/M-86シーピーエムはちろく
16ビットCPU時代には CP/M-86シーピーエムハチロクSが主流になると(たぶん)多くの人が思っていましたが 予想に反してほとんど流行りませんでした。
最初にPC-9801に導入したと思うのですがCP/M-86用の アプリケーションプログラムが出る前に MS-DOSエムエスドスに乗り換えてしまいましたのでまともには使っていません。
初期バージョンの使い心地ははCP/Mとあまり変わらなかったように思いますが期間も短かったこともありほとんど記憶に残っていません。
Microsoftマイクロソフト
MS-DOSエムエスドス
16ビット時代のパソコン用OSはMS-DOSエムエスドスが制覇しました。 IBM PCアイビーエムピーシーPC-DOSピーシードスとして採用され、 そしてIBM PC(PC/AT仕様)が デファクトスタンダートになって PC/AT互換機が世界中のメーカーで生産されるようになり、 それらで使えるOSのMS-DOSも世界中で使われることになりました。
使用感はCP/Mとあまり変わらなかったのですぐに慣れました。8ビットCPUで流行っていたCP/Mをまねたのでしょう。 アプリケーションプログラムエディタコンパイラなどがほどなく発売されるようになりました。 また、ジャストシステムから ワープロソフト一太郎がMS-DOSベースで発売され大ヒットしました。 このソフトウェアにより多くの一般の人たちが ワープロ専用機から パソコンへ乗り換えたと思います。 パソコン通信が流行り出したのもこのころで、 先進的な人たちは300bps音響カプラでホストコンピューターに接続していました。 私は少し遅れて1200bpsモデムを使って (主に)ニフティサーブへ接続しました。
UNIXユニックス UNIXユニックスはプログラミングの研修で使いました。 研修所にはDECデックミニコンピューター VAX-11バックスイレブンに多数の ダム端末をつないだものがありました。 端末数が多かったせいでさすがのVAX-11も早く感じられず、これだったら一人ひとりにパソコンを割り当ててられた方がいいなと思いました。 ただLANラン によるファイル共有が まだ一般化していない時代でしたのでミニコンピューター使用の方が手軽だったのかもしれません。
操作はマニュアルを見ながら行いましたがあまり戸惑うことはありませんでした。 後で知ったのですが UNIX の操作は奥が深く上手く使えば標準コマンドだけでも複雑なことができるのですね。
Appleアップル
(Classic)Mac OSマックオーエス
あるとき、Appleアップルの技術者が媒体の評価用にと 初代Macintoshをもってきました。 このときは取引には至らなかったようでそのMacintoshは使わずじまいになってしまいました。 そのMacintoshマッキントッシュはAppleが引き取りに来ることはなかったのですがどうなったのか覚えていません。 おそらく会社の誰かが捨てたのだと思いますが、初代のものでしたのでMacマニアだったら欲しがったでしょうね。
Macintoshマッキントッシュを 仕事で使うことはほとんどありませんでしたが、Macintosh SEフライトシュミレータを遊びました。 このときからマウスによる GUIジーユーアイを本格的に操作するようになったのですが、 当時はキーボード入力の CUIシーユーアイでも 不便だとは思ったことはないためMacintoshが特に便利だとは感じませんでした。 しかしMacintoshのようなGUIが当たり前になって久しい今、 たまにインターネット上の サーバーを操作すると TelnetテルネットSSHエスエスエイチCUIが面倒すぎていやになってしまいます。
Microsoftマイクロソフト
(DOSドス系)Windowsウィンドウズ
実験的にですがWindowsはバージョン1.0から使ってみました。 初期のWindowsはウィンドウがタイル式で 当時のパソコンの画面の解像度が低かったので複数のソフトを実用的に表示することはできませんでした。 また対応アプリケーションプログラムも(日本では)出ていませんでしたので OS としての存在意義がほとんど無かったように思います。
しかし、時がたちパソコンの性能が上がりWindousも多くの改良がくわえられたので、 バージョン3.0から仕事で使うようになりました。 使うといってもWindows版のアプリケーションプログラムはテキストエディタだけでしたが・・・。
使用方法はというと、MS-DOSからWindowsを起動しWindows版のテキストエディタで開発プログラムを編集します。 編集が終わるとエディタを閉じWindowsからMS-DOSへ戻り アセンブルコンパイルをして、出来たプログラムを デバッグをして問題があればまたWindowsを起動してテキストエディタでプログラムを編集するという繰り返しです。 どうしてこのような使い方になったかというと 当時のMS-DOSは 640×480ドット の画面までしかサポートしていませんでしたが、 Windowsは(当時では高解像度の)1024×768ドット が使えましたのでプログラムを広い範囲で見ることができて効率よく編集ができたからです。 しかし、使用していたアセンブラコンパイラはMS-DOS版だったためWindowsとMS-DOSを行ったり来たりということになりました。 ちなみにこの当時のWindowsはMS-DOSの アドオンソフトウェアのような存在でMS-DOSから「win」とコマンド入力して起動しました。
Microsoftマイクロソフト
Windowsウィンドウズ 9x系
Windows 95(Windows バージョン4.0) が発売されたときは テレビニュースになりました。 OS オーエス が一般の人たちの関心を集めたのは史上初のことでしょう。 仕事では事務機器としてパソコンがひとり一台が当たり前になり会社業務の必需品になって、 個人でもパソコンを持つ人が多くなって(一部の人たちには)生活面でもなくてはならない存在になっていました。
Windows 95(Windows バージョン4.0)は前バージョンの Windows 3.1から操作性が大きく向上しました。 タスクバーが付いて スタートボタンからアプリケーションプログラムを起動するようになったのは95からです。 しかしOSの内部構造はいままでのWindowsから大きく変わることがない古いままのものでした。
このころからインターネットが流行り出しそうな雰囲気があったのですがMicrosoftはパソコン通信MSN)を推進しておりインターネットにはあまり乗り気ではないようで、 Windows 95にはウェブブラウザを搭載しておらず、 ブラウザ(Internet Explorer)は別売りの Microsoft Plus! for Windows 95 に入っており使った人は多くはなかったのではないかと思います。
この系統のWindowsは Windows Meウィンドウズエムイー(Windows バージョン4.9) までバージョンアップされた後に開発を終了し Windows NT系へ完全移行しました。
Microsoftマイクロソフト
Windows NTウィンドウズエヌティ
仕事用 OS は Windows NT 4.0 からNT系を使い始めました。 仕事で使うには安定性はとても重要なことですが、それまでの Windows 9x系はマルチジョブOSとしては不完全で、例えば使用しているアプリケーションプログラムが フリーズクラッシュすると Windows全体がおかしくなって再起動しなければなりませんでした。 そこで Microsoft と IBMアイビーエムは共同で UNIXユニックスなみに安定性のあるマルチジョブOSの OS/2オーエスツーを開発しました。 そして私を含め当時の人々はこの OS/2 が今後パソコンの標準的なOSになると思っていました。 ところが突如 Microsoft は IBM と決別して独自のOSを開発しだして出来上がったのが Windows NT 3.1です。 NT は当初 New Technologyニューテクノロジー だと言われていました。 この新しいマルチジョブOSは サーバーに使えるほどの安定性を持っていましたが、 当時のパソコンには重たすぎてパソコンメーカーも搭載OSとして採用しなかったため一般の人たちが使うことはあまりありませんでした。
しかし、時が経ちパソコンの性能が上がったことで Microdoft は Windows 2000 (Windows NT バージョン5.0)のころ従来Windowsの終了を宣言して Windows XP (Windows NT バージョン5.1)で NT系へ完全移行しました。
Appleアップル
macOSマックオーエス(Mac OS Xオーエステン)
中古で買ったMac OS 9マックオーエスナイン搭載の 初代iMacアイマックMac OS Xマックオーエステンにアップグレードしてみましたが、 ハードディスクが OS でいっぱいになって アプリケーションプログラムがほとんど入らなくなってしまいました。 また iMac のメインメモリを増設したのですが 動作も遅く快適に使える状態ではありませんでした。本格的な OS となった OS X は非力なコンピューターには重すぎたようです。
初代iMacの発売からさかのぼること数年、 Apple はとてもあせっていたと思います。 MicrosoftWindows NT という本格的なOSを手に入れたのに対して Apple の Mac OS は非力なコンピューターでも使えるものの マルチジョブの動作が不安定な不完全なものでした。 当然Appleは新しいOSの開発を行いますが、最初独自OSの開発を目指すも失敗したようです。 二度目でUNIXユニックス をベースにしたOPENSTEPオープンステップをさらにベースとした OS Xオーエステンを開発しました。 Appleは苦労の末に素晴らしいOSを手に入れますが、当初人々の評判はあまり良くなくてこの新しいOSへ乗り換える人は多くなかったように思います。 というのもこの OS X は互換性が低くて以前の Mac OS で動作していたアプリケーションプログラムが動かないということが続出したからです。 この事例に限らずどうもAppleは理想主義が強すぎるのか新しいものへ移行するときに古いものを簡単に切り捨ててしまう傾向があるようです。
Linuxリナックス Linuxリナックス は フリーの UNIXユニックス 互換OSで この OS をWebウェブサーバーで使っています。
一般のwebサーバー市場で使われている OS は主に Linux と Windows ですが、 Windows は有料(追加料金あり)なのに対して Linuxは 無料(追加料金なし)が多いためか Linux のシェアがかなり高いようです。 私としてはリモートデスクトップGUIが標準で使えて 普段から使い慣れた Windows の方が簡単でいいのですが無料の魅力の方が勝っていました。
まあ毎日さわるものではありませんし使いにくさはある程度慣れで解消出来ています。
Appleアップル
iOS アイオーエス
当方は iOS アイオーエスiPadアイパッドで使っていますが、多くの人は iOS を iPhoneアイフォン で使っています。
iPhone はいちおう携帯電話なのですが スマートフォンと呼ばれる種類で ハードウェアソフトウェアともに完全にコンピューターです。
多くの人はその通りコンピューターとして使っていて、 むしろ電話機能の方がおまけみたいな存在になっています。